12. 健康を第一優先にする
この変化の速い現代社会において、多くの人がキャリアの成功を追い求めるあまり労働時間を延ばし続け、身体のリソースをすり減らしている。この現象は通常30歳前後に現れるが、身体に不調が出始めるのもだいたいこの年齢層だ。
以前は健康食品など全く見向きもしなかったが、今では毎日セールになっていないかチェックしている
20代の頃は身体の自然治癒力が高く、機能も比較的健全な状態にあるため、徹夜しようが、酒を飲もうが、甘いものや揚げ物を食べようが、身体にそこまで大きな負担にはならなかった。
28歳前後になると、徹夜が自分に与える影響の大きさに気づき始めた。翌日はほぼ一日中気力が持たない。長期にわたる不規則な生活の代償として、あらゆる数値に異常が出た。オフィス勤務というワークスタイルは、多くの人からカロリーを消費する機会を奪っている。
終わりのない仕事に没頭していると、最も貴重な資産である「健康」を往々にして見落としてしまう。
長時間のデスクワークによって僕たちの身体は徐々に硬くなり、運動不足のライフスタイルは様々な慢性疾患のリスクを高める。不規則な生活リズムは体内時計を狂わせ、代謝や免疫システムの機能にまで悪影響を及ぼす。
多くの人がこうして、30歳を迎える前に身体のあちこちにガタが来ている。20代の若者にとっては遠い話に聞こえるかもしれないが、健康を犠牲にして得られるものなど、何であれ決して割に合わない。
僕が最近観察していて気づいたのは、名だたる成功者たちの体型は総じて引き締まっているということだ。例えば『「週4時間」だけ働く。』の著者ティム・フェリス(Tim Ferriss)や、Amazon創業者のジェフ・ベゾスを見れば、あの逞しい上腕二頭筋にすぐに目がいくはずだ。
もう一つ、あまり語られないのがメンタルヘルスだ。現代の職場におけるストレスは多方面からやってくる。業務上の課題、複雑な人間関係、社内政治などだ。
大企業に勤める友人から聞いた話では、休職してメンタルケアに通う人が多く、ほぼ全員がカウンセリングを受けていて、休職したまま二度と戻ってこなかった人もいるという。
仕事が忙しすぎて趣味や運動に割く時間が一切なく、ただ横になって休みたいだけの状態は、僕も痛いほどよく分かる。だが、健康状態のアラートに気づいていながら何もしないのは、未来の健康の前借りに過ぎない。
これが自分の望む生き方だというなら問題はないが、もう一度少し立ち止まって考えてみてもいいと思う。
僕もキャリア初期の頃は全く規則性のない生活を送っていた。夜更かしして昼前に起き、徹夜でゲームをしたり、一日中プログラミングをしたり。長期的にそんなことを続けていたら、腰痛や背中の痛みに見舞われた。日本に来たばかりの頃は飲み会が多く、よく酒を飲んでいたため、次第に体脂肪率が上がり、運動量も激減したことで、仕事ですぐに疲れを感じるようになった。
僕の試み
僕自身の試みをいくつかシェアしよう。実のところ、複雑なことは何一つなく、要するに高校生のような生活を送るということだ。
- お酒を飲まない:あの頭がクラクラするほろ酔い状態が好きではないため、ここ数年は極力飲まないようにしている
- ジュースなどの砂糖入り飲料を飲まない:たまにならいいが、基本はコーヒーやお茶で代用する
- タンパク質を多く摂る:白身肉(鶏むね肉、鶏もも肉)を多めにし、赤身肉は控える
- 睡眠の質を維持する
- 夜更かしをしない
- 筋トレと有酸素運動の習慣を維持する
パーソナルトレーナーを雇い、お金を払って強制的に定期的な運動習慣をつけるのも良い方法だ。
より体系的なアドバイスを求めるなら、この動画を参考にしてみてほしい。動画ではVO2 Max(最大酸素摂取量)と筋肉量の重要性について語られており、インタビュー相手は『Outlive: The Science & Art of Longevity』の著者ピーター・アティア(Peter Attia)だ。
また、何立安の著書『抗老化,你需要的是大重量訓練』や、彼が2017年に執筆した記事「清晰而迫切的危機」を読んでみるのも、新たな気づきが得られるかもしれない。
これらを見れば、筋トレは単に引き締まった身体を手に入れるためだけのものではなく、筋肉量と心肺機能こそが高齢期の生活の質を左右するカギであることが分かるはずだ。
運動がもたらすメリットは計り知れない。さらにウェイトトレーニングは筋肥大に非常に効果的だ。筋肉がつけば見た目も自然と良くなり、消費カロリーも増えて太りにくい体質を作ることができる。
著者によれば、老化現象の多くは実は筋肉の減少と密接に関係している。筋肉が減ることで基礎代謝が低下し、脂肪が蓄積され続け、その結果として様々な慢性疾患が引き起こされるのだ。
多くの人が自分の運動方法は健康に良いと思い込んでいるが、実際には大きな問題を抱えている。
老化の過程で筋肉と骨量は減少していくため、トレーニングの目標は「筋肉量の増加」と「骨密度の向上」を第一目標に据えるべきであり、そうして初めて身体の運動能力をさらに高めることができる。
もちろん、運動を始めること自体が素晴らしいことだし、有酸素運動からスタートしても全く問題ない。それでも、僕としてはぜひウェイトトレーニングの良さを皆におすすめしたい。
筋トレを1年以上続けた結果
ここで、僕が筋トレを実践した成果を少しシェアしよう。僕自身はもともと痩せ型体質で、ハードな本格トレーニングと比べればまだまだだが、昨年は自分なりにかなり真剣に筋トレに打ち込んだつもりだ。
それでも、SNSで見かけるような姿と現実とのギャップを痛感している。成長はしているものの、正直なところ言わなければ周りからは筋トレしているとは気づかれないレベルだし、服を着てしまえばほとんど変わらない。筋肉をつけるのは本当に難しい😭。
健康は、キャリアと生活を支える何よりも重要な土台だ。お互いに意識していこう。

うわっ、昔の自分は痩せているだけでなく、オタクっぽさが全身から滲み出ていたんだな。
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