なぜ僕は Google Analytics をやめて Plausible を使うようになったのか
これは僕の2026年1月の BlogBlog お楽しみ会への投稿だ。元々は下書きにずっと眠っていたものだが、この機会に公開しようと思った。開催してくれた wiwi に感謝する BlogBlog.Club!
Google Analytics を使うのは本当に好きになれなかった。使い勝手がイマイチなだけでなく、機能が多すぎて目が回りそうだし、管理画面のUIや読み込み速度の重さのせいで開く気すら失せてしまう。
ほとんどの人は、今日何人来たか、みんながどのページを見ているか、最近のトラフィックの推移はどうなっているかといった基本的なことだけを知りたいはずだ。それなのに GA4 の管理画面を開くと、まずはどこに何があるかを把握するのに10分もかかり、果てには GA4 を熟知していることを証明するために認定資格を取ったり、あの目まぐるしいダッシュボードの設定方法を学んだりしなければならない。
そこで僕は様々なアクセス解析ツールを探し始めた。最初はオープンソースのツールを管理するのが面倒で、Cloudflare に組み込まれている解析機能を使えばいいと思っていた。しかし、Cloudflare は HTTP リクエストから直接分析するため、クローラーによるリクエストもカウントされてしまい、データが必ずしも正確とは言えなかった。
その後、Plausible を見つけた(確かXのフォロワーが薦めてくれたものだ、感謝!)。使い始めてからはもう元には戻れなくなった。僕が Plausible を気に入っている理由をいくつか挙げてみよう。
シンプルなUI
管理画面を開けば、1ページにまとまったダッシュボードが表示され、アクセス数、参照元、人気ページが一目瞭然だ。UIを使いこなすために時間を費やす必要もなければ、講義を受けたり資格を取ったりする必要もない。必要なものは揃っており、不要な機能が邪魔をしてくることもない。
軽量
Plausible のスクリプトは 1KB 未満だ。Webサイトの JavaScript のフットプリント(とはいえ僕も Next.js を使っているので偉そうなことは言えないが😂)を気にする人にとって、この差はかなり大きく感じられるだろう。それに対して、Google Analytics は数十KBも必要になる。
僕にとって最も重要なのは、一度設定してしまえばその存在を忘れてしまえることだ。たまに開いてアクセス数を確認し、誰かが読んでくれていると分かればそれで十分。Webサイトのアクセス解析ツールなんて、本来そんなに気力を割くべきものではないはずだ。
プライバシーについて
ユーザーが訪れたWebサイト(ブログや、Googleログインを利用している他のサービスなど)にこれらサードパーティCookieが存在していると、Webページを閲覧した際に、条件に合致していればリクエストと一緒にCookieが送信される。サーバー側はそれを受け取ることで誰であるかを識別でき、結果としてユーザー行動のトラッキングが可能になる。
今振り返ってみると、Safari は実に先見の明があった。かなり早い段階からサードパーティCookieをデフォルトでブロックしていたのだから。
Cookieを使わないトラッキング
GA は元々 Cookie を使ってトラッキングを行っていた。2019年に Google がサードパーティCookieを段階的に廃止すると発表し、GA も GA4 へと刷新されてサードパーティCookieを完全に排除した。しかし実際には広告ビジネスの都合もあり、サードパーティCookieを完全にブロックすることは困難で、現在はユーザーが設定を変更することでサードパーティCookieを有効にするかどうかを決められるようになっている。
数年前に僕が書いた Chrome Cookie 政策調整與反思 も参考にしてほしい。
Plausible は Cookie を使わない。IPアドレスと User Agent を使い、ソルトを加えたハッシュ処理によって、日ごとに変化する識別子を生成している:hash(daily_salt + website_domain + ip_address + user_agent)
このハッシュ値はその日のアクセスをカウントするためだけに利用される。元のIPアドレスや User Agent は保存されず、古いソルト値は24時間ごとに削除されるため、仮にブルートフォース攻撃でIPを復元しようとしても不可能だ。
セルフホストが可能
Plausible 公式の有料プランを利用することもできる。ページビュー数(PV)に応じた従量課金制で、月間1万PVなら19ドル、月間10万PVなら29ドルだ。
決して高くはないが、費用を抑えたいなら公式からオープンソースとして提供されているため、余っているサーバーがあれば自分で構築することもできる。あるいはクラウドサービスを利用してもよく、Zeabur ではワンクリックでデプロイできるテンプレートまで用意されている。
セルフホストのもうひとつのメリットは、サブドメインを設定できる点だ。Plausible の仕組み自体は Cookie を必要としないが、広告ブロッカーによっては外部ドメインへのリクエストを検出してブロックすることがある。同一ドメイン下(サブドメイン)で運用すれば、広告やトラッカーとして判定されにくくなる。
Plausible は GA より100倍使いやすい!そのうえ軽量で、ユーザーのプライバシーにも配慮されたサービスだ。もし自分のWebサイトでもアクセス解析を行いたいなら、ぜひ Plausible を使ってみてほしい。
もし Zeabur を使って構築するつもりなら、僕の招待リンクを使ってもらえると嬉しい!僕に5ドルのリワードが入る仕組みになっている。
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