Google が僕のブログのインデックスを削除した
# 雑談前置き
通常、SEO のニーズがあるとき(というか「SEO のニーズ」という言い方は少し変だが)は、ついでに Google Search Console に自分のドメインを登録する。Sitemap を送信できるだけでなく、Google に自分のサイトを素早く見つけさせてインデックスを開始させたり、Google 検索エンジンが見つけた問題を修正したりするのにも役立つ。
Bing にも同様の機能があり、Bing Webmaster Tools と呼ばれている。
2024 年 11 月から、僕は自分のブログの露出が 2024 年 5 月ごろから明らかに下がり始めていることに気づいた。
この期間、僕のブログにはコードの変更が一切なく、Search Console にもエラーメッセージは何も出ていない。ひとまず構造上の問題は除外できる。
しかし、いったいどんな内容が Google に僕の記事を丸ごとインデックスから外させるのか、僕にはまったく理解できなかった。
詳細原因の調査
2024 年 5 月時点では、僕のインデックス済みページ数はまだ 700 超あったが、2024 年 11 月中旬には大幅に減って 100 数ページしか残らず、年末にはわずか 20 数ページまで減ってしまった。
この一連の動きは僕にはかなり不可解だった。バックエンド上では問題が見えないうえ、Google に再クロールを依頼しても、理由はただ「クロール済み - 現在インデックス未登録」と表示されるだけだった。Google 公式によれば、この文言は次の意味だという。
Google はそのページをクロールしたが、まだインデックスしていない。将来的にインデックスされる可能性はある(されない可能性もある)。この URL を再クロールに送信し直す必要はない。
まったく意味が分からなかったので、僕はほかの情報も調べた。たとえば この記事 では、小規模サイトにとってインデックスされないページがあるのは普通で、優先すべきはコンテンツの質と SEO 最適化だと述べている。
しかし、いくら探しても僕と似たケースは見つからなかった。もともとの露出には問題がなかったのに、突然露出が下がり、しかもインデックスまで削除されたのである。
ここまで来ると、Google について少し文句を言いたくもなる。品質の低い AI 記事工場が検索結果の上位を占めている一方で、こうした、より有用な個人ブログがなぜかブロックされてしまうのだから。
ましてや、コンテンツ工場の記事の中には、クリックした途端に各種の誘導広告が飛び出すものもある。以前、比較的人気のあった記事としては例えば以下がある。
これらは僕がかなり有用だと思っている共有で、インデックスから削除される前は、たいていキーワードを入力すればすぐ見つけられたのに、一夜にして Google に消されてしまった。これによって、Google の SEO 流入だけに頼って他人に僕のサイトを見てもらうことはできないのだと、はっきり認識した。
Google SEO のトレンド
露出低下とインデックス削除の件があったので、僕は開発者なら普段から気にする SEO の基本(SSR、meta tag、ld-json、sitemap など)以外に、ほかに何を注意すべきかを調べ始めた。
意外にも awoo のこの記事 【ポスト HCU、AI Overviews 時代に EC サイトの SEO はどう進むべきか?】 が非常に詳しく、AI の発展と SEO の対応・変遷をかなり明快に説明していて、ぜひ読んでみる価値がある。
SEO をきちんと学びたいなら、実はわざわざ高い SEO 講座に行く必要もない。Web 開発に慣れていて、自分で主導権を持ち(HTML を直接変更できるなら)、SEO の知識の大半は Google 公式の学習資料 から学べる。
要するに、Google 公式は「有用なコンテンツ」が大事だと繰り返し言っているが、実際に表示される結果はそうなっていない。大手ブランドは簡単に検索順位を獲得できるのに、本当に専門性のあるコンテンツは押し出されてしまう。
Google はアルゴリズムを継続的に更新して有用なコンテンツをふるい分けようとしているが、結果は期待通りではなく、むしろ多くの小規模サイトを葬り去ってしまった。本文で挙げた複数のサイトでも、露出が雪崩のように落ち込む現象が起きている。
awoo の記事から手がかりを探すなら、僕のサイトに最も関係しそうなのは、たぶん主題のブレだろう。僕のサイトは大半が技術(ソフトウェア開発)を主軸にしているが、そこに個人的な雑談や考え、生活の共有も多く混ざっている。これが露出低下の原因かもしれないが、僕の最初の疑問に立ち返れば、この件を理由にインデックスを全部削除するのはまったく道理にかなっていない。
僕の試み——書き直しとドメイン移転
僕は 2024 年 12 月以降、ブログ全体を書き直し始めた。デザインの改善に加えて、記事パスや ld-json なども再設計し、SEO の部分を少し最適化したうえで、新しいドメインへ移転した。
新しいドメインに移す決断にはかなり迷った。なぜなら kalan.dev は僕にとって多くの思い出があるからだ。Google が .dev というトップレベルドメインを出したときにすぐ購入したもので、5 年以上ずっと僕と歩んできた。
dev.kalanlife.com に移転して 301 を設定したあと、2 日後には Google が順調に僕の記事をインデックスしてくれた。ところがさらに 2 日後には、やはり Google は僕の記事をすべてインデックスから外してしまった。理由は相変わらず「クロール済み - 現在インデックス未登録」だった。
本当に無効なのか、それとも単に時間が足りず効果が見えないだけなのかは、まだ検証が必要だ。しかしここまで来たので、僕はもう一度ドメインを慣れ親しんだ blog.kalan.dev に戻し、新しいデザインと構成は維持したまま、今回は改善するかどうかを見てみることにした。
運命を自分に委ねる
Google にメールを送ることも、コミュニティに助けを求めることも、僕はすでに試した。短期的には成果は見えそうにないので、これからは別の方法でブログ運営を続けていくつもりだ。実行可能な戦略としては、たとえば次のようなものがある。
- 新記事が出たら、できるだけ各種SNSでも導線を作って宣伝する。ときには Threads のほうがむしろ良い順位を取れることもある(僕はあまり好きではないが)
- メルマガとコミュニティを運営する
- みんなに Google を使うのをやめてもらい、代わりに Duckduckgo と Bing を使ってもらう。どちらでも僕のサイトは見つかる
僕としては Duckduckgo のほうを勧める。画面がよりシンプルで、Bing のように雑多なニュースで埋め尽くされることもなく、しかも行動を追跡されない。
僕はこれからもできる限り自分のサイトで発信し、記事を書き続ける。どうか引き続き応援してほしい! もし僕の記事が気に入ったら、RSS 訂閱 も検討してほしい。