人を動かす（レビュー）

この本はまさにクラシックの中のクラシックで、長い間かかりましたが、ようやく読み終えました。

書籍が伝える理念は、自分を利他的な人間に変えるようなものです。私は自分が利他的な人間だと信じていますし、そのような人格特性が友達を作り、他人に影響を与えるのが容易であると確信しています。

書籍は四つの大きなセクションに分かれています：

• 基本的な技術
• 他人に好かれる方法
• 他人に自分の考えを認めさせる方法
• リーダーになる方法

1. 基本的な技術

1. 批判、非難、不満を言わない
2. 彼らが求めているものを提供する。以下は人々が渇望するものです：
   • 食べ物、睡眠
   • 健康
   • お金
   • 生活
   • 性的満足
   • 子供の幸福と健康
   • 大切にされること
3. 誠実で心からの感謝を示す
4. 他者の欲求を喚起する（Arouse in the other person an eager want）
5. 他人に好かれる最良の方法は「他者に興味を持つ」ことです
6. 他人の誕生日を覚えて感謝を表すことは良い方法です

2. 他人に好かれる方法

1. 他者に対して興味を持ち続ける
2. 笑顔の力
3. できる限り相手の名前を覚える
4. 良い聞き手になる
5. 彼らに自分が重要だと感じさせる

3. 他人に自分の考えを認めさせる方法

1. The only way to get the best of an argument is to avoid it. あまり同意できません。相手を尊重しながらの議論は良いことだと思いますし、関係を深めることもあります。しかし、些細な議論は無視しても問題ありません。
2. 他人を間違っていると証明しようとしない。「私の方が賢い」といった態度を見せないことが大切です。これは問題解決や関係維持には役立ちません。
3. 相手の間違いを指摘する際には、「私が間違っているかもしれません、私はよく間違えます」と付け加えることが有効です。 You will never get into trouble by admitting that you may be wrong
4. 相手にそのアイデアが自分のものだと感じさせる
5. Try honestly to see things from the other person’s point of view これは多くの人が生涯で達成できないこと、つまり相手の立場に立つことです。
6. 相手の考えや欲望に共感する
7. 高尚な動機に訴える この視点は素晴らしいです。より高尚な動機に訴えることで思考を刺激できます。
8. アイデアをドラマティックに表現する。考えを誇張して、より生き生きとさせることが重要です。ドラマ性の欠如は伝達効果を弱める可能性があります。

4. リーダーになる

1. 相手の間違いを指摘する前に、まずは褒めて誠実な賞賛から始める
2. 嫌われずに批判する方法：他人の間違いを間接的に指摘する
3. まず自分の間違いについて話す
4. 誰も命令を受けたくない：直接命令する代わりに質問を使う
5. 相手の面子を保つ：公然と他人を恥をかかせない
6. 相手に良い評判を与えることで、より一生懸命に自己表現をさせる
7. 励ましを使う：間違いを修正しやすく見せる
8. 相手があなたの提案を楽しんで行うようにする

感想

この本は、自分がこれまで気に留めなかった細部を指摘してくれました。基本的なこともあれば、利他的すぎると感じる部分もあり、他人に利用されやすいと感じることもあります。しかし、心を広げて、他人を信じることで、思いもよらない驚きがあるかもしれません。

私はあまり幸運ではない方で、人生のメンターに人間関係や友人作りについて教えてもらったことがありません。小学校から大学まで友達がほとんどいませんでしたが、近年は読書や自己学習によって少しずつ変わってきました。

この話をする中で、最近の出来事について話したいと思います。

私はIGで友達以外のストーリーにはあまり返信しませんが、ちょうどフォローしているYouTuberが投稿したストーリーに対して、私も共有できることがあったので、つい返信しました。まさか彼が私に返信してくれ、しかも会話が続くとは思いませんでした。私たちは日本での生活や仕事についてたくさん話しました。

彼は数十万人の登録者を持つYouTuberで、私にとっては多くのファンの一人に過ぎず、全く知らない人ですが、彼は目の前の私が異常者ではないと信じて、長い間話をしてくれたのです。この何気ない行動は私に多くの影響を与えました。もし私が何も返信せずにそのまま流していたら、何も起こらなかったのでしょうか？

チャンスを求めることは恥ずかしいことではありません。人と人とのつながりが好きで、人脈の関係で多くの機会を得てきました。今のすべてを大切に思い、また本の中のアドバイスを実践していきたいです。それは自分を強制するのではなく、心からそうしたいと思うからです。

私の人生は、他人を信じることに対して少し拒否反応を抱かせてきました。なぜなら、私や家族が過去に他人に騙され、苦しんできたからです。また、「良い人」であることが大きな損失をもたらしたこともあります。

この本を読み終えた後、HTTP 203のJakeとSurmaに手紙を書きました。私は長い間彼らのGoogle Developersプログラムをフォローしており、主にウェブ開発やブラウザに関連する話をしています。彼らの議論は非常に深く、ユーモアもあり、多くのことを学ぶことができます。1、2日後に二人から返信がありました。Referralを求めるためではなく、ただ単純に感謝の気持ちを伝えたかったのです。

良葛格、陳皓の訃報は、感謝の気持ちを伝えることが間に合わないかもしれないということを考えさせられました。彼らは私が学生時代に頻繁に参照していたブログの作者です。もしあなたにも感謝したいクリエイター、インフルエンサー、友人や家族がいるなら、手紙を書いてみてはいかがでしょうか。素晴らしい効果があると思います。（私のメールも皆さんからの連絡を歓迎しています）