約六ヶ月前、同僚がスタンドアップミーティングで彼がプレイしているゲーム「Project Winter」を紹介しました。このゲームはインタラクティブな人狼ゲームのようなもので、ゲームのスタイルやプレイ方法に魅了されました。特にlow-polyスタイルや雪山のシーンが印象的でしたが、その時はゲーム機がなかったため、ずっと心に留めていました。最近ようやくゲーム機を手に入れたので、このゲームをSteamで購入しました。

この文章では、現在までのプレイ体験を記録したいと思います（まだプレイして三日しか経っていませんが XD、これからもっと感想が増えると思います）。

ゲーム概要

このゲームの舞台は寒冷な雪山で、8人のプレイヤーが協力して材料を集め、発電機を修理し、ヘリコプターを呼び出して脱出することを目指します。プレイ中は自然の影響（動物、寒さ、飢え）や様々な突発的なイベントもあります。

このゲームには人狼ゲームの要素がありますが、純粋に会話するだけの人狼ゲームとは異なり、他のゲーム要素も含まれています。生存者は誰が裏切り者かを推理し、成功裏に脱出することが勝利条件です。裏切り者は生存者の脱出を妨害したり、全員を排除するためにあらゆる手段を講じます。

このゲームは主に二つの陣営に分かれます。

生存者：生存者の目標は、雪山から脱出する前に生存し、制限時間内（通常は30分）に材料を集めて発電設備を修理し、ヘリコプターを呼び出すことです。条件が厳しいため、プレイヤー同士の協力が非常に重要です。勝手に行動したり、全くコミュニケーションを取らないと、高確率で敗北します。

裏切り者：制限時間内に生存者の行動を妨害します。例えば、こっそり材料を捨てたり、発電所を壊したり、挑発して仲間割れを起こしたり、プレイヤーを暗殺することなどです。

このゲームはボイスチャットが可能で、近くにいるプレイヤーしか聞こえない（または無線でコミュニケーションを取る）ように設計されているため、プレイ中の雰囲気は非常に良いです。また、キャラクターやシーンのデザインは私が大好きなlow-polyスタイルで、ゲーム内の風景も美しいです！皆さんもぜひ試してみてください！

感想

現在までの感想として、台湾地域のプレイヤーは非常に少なく、大半は友人同士でプレイしているか、中国人の部屋が多いです。あるいは欧米のプレイヤーが多いため、ほとんど日本人のプレイヤーと一緒にプレイしています。ここからは私の感想をいくつか共有したいと思います。

日本人のプレイヤーは非常に温かい！

ゲーム内での日本人プレイヤーは、ほとんどがとても優しくて熱心です。現実生活とは全く異なります！職場でも同僚たちは穏やかですが、それは結局同僚に過ぎず、仕事の話題が中心で、仕事以外のことを話すことはあまりありません。しかし、このゲームでは日本人同士の愚痴や雑談を聞くことができます。

「寒さは大丈夫ですか？」「こっちにベリーがあります」「箱の中に鍋があります」などのシェアがあり、非常に心温まります。時には外国人に対してあまり友好的でない日本人もいますが、大半はとても親切です。

超高級な日本語の実用会話

現在職場ではほとんど日本語が主流ですが、同僚は時々私のために話すスピードを故意に遅くすることがあります。また、職場では敬語を多く使うため、私にとっては結構苦手です。

しかし、ゲーム内では皆ほとんど気にせずに、言いたいことを言えます。全くスピードが落ちず、敬語も使わず、まさに実用的な会話の修羅場です。このゲームを通じて、たくさんの日本語の使い方を学びました。

ゲーム内の日本人は現実生活とは全く異なる感じがします。「そんなに面白いなら、現実でも見せてよ」というレベルです。このゲームを通じて、日本人の別の一面を見ることができるのは本当に素晴らしいです。

コミュニケーション能力の訓練

先ほど述べたように、このゲームで勝つためにはコミュニケーションとチームワークが不可欠です（生存者も裏切り者も同様です）。自分一人だけで行動したり、他の人と交流しないと、間違いなく負けてしまいます。

今何をするべきか、材料が何が足りないか、皆が手に持っているもの、情報を共有することなど、これらの交流をしないと、皆が同時に同じことを行い、同じ材料を集めてしまい、結果的に効率が下がってしまいます。

考えてみれば、これは職場でも同じ理屈です！何も言わずに一人で仕事をしていても、良い結果が出ても他のチームメンバーに誤解されたり、そもそも何をしているのか分かられず、結局遠回りしてしまうこともあります。これは私のような外国人にとって、非常に良い練習です。

技術力も重要

私自身はまだゲーム内のテクニックをマスターしておらず、地図の熟知、武器の使い方、近接戦のコツなど、コミュニケーションだけでは不十分です。技術とコミュニケーションは相互に補完し合うスキルです。

このゲームでは武器、罠、地雷、毒薬などを作成でき、プレイスタイルは非常に多様です。もし技術が本当に高ければ、コミュニケーションなしでもこのゲームを極めることができるかもしれません。

相手の行動を推測する

私は嘘をつくのが非常に苦手で、相手の行動を推測することもあまり得意ではありません。前述の通り、このゲームには人狼の要素がありますが、それが全てではありません。生存者の最終目標は雪山から脱出することであり、裏切り者を見つけることではありません。

また、全て日本語でのコミュニケーションが行われるため、さらに難易度が上がります。今のところ、ほとんど皆と大まかな方向性に従って行動していますが、今後もっと多くのコツを見つけたいと思います。

職場でも同様に、皆が互いに持っている認識や期待は異なり、完全に理解し合ったり、相手の期待に応えることは難しいです。どうやってバランスを見つけるかは、まさに一つの芸術と言えるかもしれません。それすら存在しないかもしれません。

まとめ

急にゲームから職場の話題に移るのは少し奇妙かもしれませんが、このゲームは本当にお勧めです。単なるゲームとして楽しむこともできますし、外国語の練習にもなりますし、効果的なコミュニケーションを練習することもできます。人と人とのインタラクションを楽しむこともできます（裏切られた時は少し悲しいですが、こっそり妨害するのはとても楽しいです！）。本当に楽しいゲームと言えるでしょう！

もしかしたら、様々な国の人々と一緒にプレイし、お互いのコミュニケーション方法を見つけることもまた一つの楽しみかもしれません！